2019/06/30Dearミュージック#3:【独断】伝説的バンドThe Beatles、その代表曲からストーリーを掘り返す

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智朗手塚

手塚智朗早稲田大学商学部4年

1997年7月17日 北海道出身 早稲田大学商学部。中学時代、バスケ部の部長として“孤立”をした経験から「個の価値観」について興味を持つ。主に人材×ITの領域で就職活動を行っていた。現在は「面白い男になる」という生き方の軸を追い求め休学を決意。3人の友人の協力のもと早稲田特化型メディア『わせディア』を立ち上げる。中学生時代から約10年のヒップホップ愛聴家。

音楽を語る上で素通りできない伝説的バンド

『Dearミュージック』では、ヒップホップ、ファンクと音楽文化の導入部分をたどってきた。
Dearミュージック #2 :【これぞ原点の音楽、ファンク】

だがしかし音楽の根幹をたどる上で素通りできないグループがあった。
商業的な成功と文化の表象を同時に、いや最高レベルで体現した伝説すぎるバンド、「The Beatles」だ。ビートルズと聞いて真っ先に想起した旧友がいる。
そいつは高校を卒業と同時に海外に飛び出し、なにやら向こうで大学を卒業してそのまま海外でビジネスマンとなり、今度はコロンビアに留学するという。つかみどころの難しい旧友。"やかた”
僕は久しぶりにメッセンジャーに親指を伸ばした。

What's up !

バンクーバーのヘイスティング通りは今日も穏やかだ。家に帰らない勇敢な男たちが、気持ちよさそうに時を操っている。窓越しに今朝の肌の調子でもチェックしてたら、ポケットの*シャオミーがぶるった。
*中華製の格安Phone、これで全てが事足りるのさ

なにやら旧友からのメッセンジャーだ。最近メディアを立ち上げたらしい。カルチャーに力を入れてるから、俺に一つビートルズで筆をとってほしいってわけだ。
高校を卒業して、日本語という一本槍でバンクーバーに飛び込んだ。海外文化にも馴染んできてからはカルチャーに対しても新たに見えてきたモノはある。


この朝の散歩ルーティンもちょうどマンネリしたところだ。一つ力になってやるか。

BEATLES〜vol.1〜

ビートルズは四人組のバンドだった。ジョンとポール、ジョージにリンゴ。マッシュルーム頭のアイドルかと思えば、LSDをキメてヒッピーになったり、ロックでロールしてた時代もあればインドでシタール弾いてた時代もあった。一体ビートルズとはなんだったのか?という問いにはファンの数だけ答えがあり、書き出せばキリがない。しかし、簡単にいうならば、その大胆な創造性と様々な音楽スタイル(ロック、カントリー、サイケデリック、ラーガにフルオーケストラなど)を取り入れ融合させたことで商業的成功と前衛芸術を同時に成功された、ことに尽きそうだ。その短い活動期間(およそ7年)を全く感じさせない圧倒的な影響力と存在感は他のバンドの追随を全く許さない。

一記事では到底発散しきれぬ彼らの生き様

さてイントロはこれぐらいにしておくとして、何について書いていこうか。個性的で愛すべき4人のメンバーについてでも良いし、リヴァプールで不良少年してた頃のマル秘エピソードでも面白そうだ。「ビートルズとドラッグ」でも分厚い本がかけるぐらいあるだろう(実際にそういう本が山ほどある)世の中にはビートルズ学なんて学問まであり、彼らの音楽性から性癖までその全てを汗を流して研究している人が世界中には山ほどいるのだ。ビートルズがいるところにはストーリーがありその全てが記事にする価値を持つのだが、紙面と筆者の怠惰癖の関係で、今回はビートルズを代表する名曲3曲にスポットを当てていく。なお読者の皆さんが日常生活で友達や恋人相手にマウント取れるようにと配慮し、曲ごとに簡単な説明と若干のトリビアを付け加えておいた(一応発表された時代順)

1.「LOVE ME DO」

一曲目は彼らのデビュー曲「LOVE ME DO」

ジョンが吹くハーモニカがとても印象的なこの曲だが、デビューシングルにして、「独創性のないメロディー」「平凡な歌詞」などファンの間でも往往にして評判の悪い、不幸な一曲である。結局イギリスチャートは17位という小ヒットに終わった。(なおビートルズの大ブレイクは二作目Please Please Meでくる)
筆者が中学校の最初の英語の授業で歌わされたのがこの曲だったのをよく覚えている。Love me do といかいうポエミーな表現で英語初心者を混乱させようという強い意思を感じられずにはいられない。
ちなみに、プロの作曲家が作った「How do you do it」という曲もデビューシングルの候補としてあったが、結局このポップで軽快な自作曲でデビューすることになった。
こちらが幻のデビューシングル How Do You Do It 

2.「YESTERDAY」

二曲目には最高傑作との呼び声高い「YESTERDAY」をチョイスしてみた。


聞いての通りストリングが特徴的だ。ビートルズが他所からミュージシャンをレコーディングに呼んだのはこれが初めてで、その後劇的に増えることとなる。当時こんなことをしていたバンドは他になく、ビートルズが音楽業界にもたらした一つの功績であろう。ポールがこの曲を思いついた時、あまりによくできていたため、「無意識に誰かの曲をパクってしまったのではないか?」と心配になり周りに聞いて回ったという有名なエピソードがある。(なおのちの研究により歌詞が似ている曲、メロディーが似ている曲がそれぞれ発見されたが、ポールがそれらを聞いたことがあったかは確かではない。)
世界で最もカバーされた曲としてギネスにも乗ったことがあり、20世紀だけで700万回も公の場で演奏されたという。その人気は衰えを知らず、今年「Yesterday」というビートルズファンホイホイな映画も公開された。筆者はまだ見ていないのでコメントは差し控えるが、ネット上での評判はあまり芳しくない。

3.「Hey Jude」

3曲目は「Hey Jude」

B面はこちらも名曲「Revolution」である。
曲中のJudeはジョンの息子、ジュリアン(オノヨーコではなく前妻シンシアとの子)を指しているというのはファンの間ではよく知られている。
この曲の特徴は何と言ってもその長さではないだろうか。実に7分11秒もあり当時としては(なんなら現代でも)異例の長さであった。
とはいえ実際に歌詞があるのは最初の3分程度で後半の4分はナナナな〜を正直うんざりするまで(失礼)歌い続けるだけである。序盤のしっとりしたバースから感情の高ぶる後半までポールの表現力の豊かさを確認できる一曲でもある。

あとがき

ビートルズの曲を三曲選べと言われてLove Me Do を選ぶ人はなかなかいないだろう。実質状のデビュー曲Please Please Me でも、アメリカ進出への口火となったI Want To Hold Your Handでもよかったのだ。またビートルズ史的に重要な意味を持たないHow Do You Do It を入れたことで結果的に4曲紹介している結果を重く受け止め筆者には強く反省を促したい。

SOURCE

The Beatles: The Image and The Media
Beatles- The Funk&Wagnalls New World Encyclopedia

やかたProfile

札幌での明るく楽しく高校生活ののち、バンクーバーへやってきて今年で4年目。二年制大学で人類学を学んだのち人類学者になるのかと思いきや、突然ファイナンスへ。現在は紙の数を数えるだけの簡単なお仕事(外国為替地金売買)の傍、次なる留学地を吟味中。ラテンアメリカとか楽しそうだよなぁ。語学学習が趣味だが、才能、根気、根性いずれも持ち合わせていないので習得した試しはない。

写真はF**K YOU LEWIS♡
バレたらこの世から抹消されてしまうという。

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